鼻血

耳鼻科のびょうき「鼻血」

鼻血とは正式には鼻出血と言います。当たり前ですが、出血は血管が切れたために起こります。鼻出血も当然鼻の中の血管が切れたために起こります。

鼻の中は鼻粘膜という粘膜が張り巡らされており、全体に粘膜には血管が豊富です。特に鼻の穴の近くには微細な血管が特に豊富に走っている場所があり、鼻血のほとんどはこの鼻の穴の近くから出てきます。医学用語でキーゼルバッハ部位と言います。鼻血の9割以上はこのキーゼルバッハ部位からの出血なので、鼻血はここを抑えれば止まります。

どうするかというと、鼻の尾翼部、いわゆる小鼻の部分を指で両側から挟めばいいのです。よく鼻の上方の硬い部分、鼻骨という骨のところを抑えるといいと言われますがこれは間違いです。私も子供の頃母親からそう教わったぐらい膾炙していますがここを抑えても止まりません。

鼻血は血管が切れたため起こるので、切れた血管が戻れば出血しなくなります。ですが切れた血管が戻るまで1週間ぐらいかかるので、その間はちょっとした刺激でまた出血します。鼻血が繰り返すのはこのためです。鼻血がでたら抑えて止めて、止まったら1週間ぐらいはそっとしておけば治るというわけです。