難聴

耳鼻科のびょうき「難聴」

難聴は聞こえが悪くなった状態です。

耳の聞こえの力は、ざっくりいうと鼓膜の力と聞こえの神経の力の二つから成り立っています。鼓膜は空気の振動を神経に伝える働きをしていて、神経は音の振動を電気信号に変換して脳に伝える働きをしています。

このどちらか、または両方が低下すると聞こえが悪くなり難聴になります。

鼓膜の力が悪くなる代表的な病気が中耳炎です。中耳炎は治すことができますので、鼓膜の力が悪くなった難聴(伝音難聴と言います)は治ることが多いです。

それに対して神経の力が悪くなる難聴(感音難聴と言います)は難治であることが多いです。代表的なものは加齢性難聴で、お年を召した方が耳が遠くなるのは年齢とともに神経の働きが悪くなるためで、回復する方法はありません。残念ながら一旦低下してしまった神経は現在の医学では元に戻すことはできないのです。ノーベル賞をとったiPS細胞などがうまくいけば神経を再生することができるかもしれませんが、私が生きている間でも実用化するのは難しいかもしれませんね。